ようこそ看護学生さん  ―老年看護学臨地実習―

八女筑後看護専門学校 看護科1年の学生さんが実習に来られました。

新型コロナ対策のため、事前の毎日体調チェックから個人用携帯消毒持参など感染対策については準備・対応を学校で指導して頂き感謝しています。実習施設としても高齢者施設での感染対策の実際を体験して頂くことができたのではと思います。

ADL(日常生活自立度)が低くても、認知症でも、穏やかに健康で過ごす事は高齢者施設における最大の課題です。看護職が多職種との連携を活用しチームとして看護の《おもしろさ》を実感して欲しいと願い指導させていただきました。

2グループが2日間分かれて実習です。

最初のグループは『散歩に外へ行きたい』といつも同じことを言われるAさんの看護についてのディスカッションでした。学生が介入できる代替え案ではアイデアが出る!出る!・・

写真はボール運動の場面です。大小のボールが渡り楽しい一時でした。その他にも歌に合わせた手足の運動を取り入れ心地良いストレッチでした。その日のAさんが落ち着かれたのは言うまでもありません。

 

翌週のグループは多職種連携の実際とコミュニケーションがテーマでした。介護保険で人員基準が決まっており看護=多職種チームという考え方で行動しないとご利用者様の健康は維持できないのです。社会福祉士や理学療法士の見学や説明をとうして《なるほど!》と思って頂けたでしょうか。

 

老年期が終末になってくると反応が乏しくなります。反応が無い方へのアプローチについてタッチケアやアロマオイルなどが自律神経に及ぼす変化を表情や温もりで実感していただきました。学生さんの『気持ちいいで~す』の言葉に皆さんの自律神経は整ったようですね。☺☺ 実際に眠られたご利用者様もおられ、これが看護だよね。

看護学は実に面白い学問だと思います。皆さんが臨床へ巣立ちたくさんの知見や経験を吸収したら、ぜひその力を地域看護に目を向け役立ててほしいと願っています。

 

フレー!! フレー!! \(^o^)/ \(^o^)/ ナースの卵さん🌸