新型コロナワクチン接種が始まります ―予診票作成に思いをはせて―

八女市でも518日から高齢者接種(高齢者施設は6月~)が始まります。

当施設においては嘱託医の医師が施設内で接種することになっています。

ご本人やご家族と接種前の予診票作成を行うにあたり、体調や家族としての判断を聞きながら同意を頂く大切な場面があります。100年に1度の災害とまで言われる今回の感染症。施設ナースとしては安全かつ円滑な接種体制を作ることに集中すべき時期となります。

しかし、ご家族にお話を伺っていると様々な情報が多いためか《接種に対する不安》が一番多いと感じます。

 

不安を軽減させる「傾聴と共感」はナースの重要な役割!!

病院で作成する入院時情報シートは介護保険ではフェースシートと言われており、一番の違いはご利用者様の人生史が書かれているという事です。今回の予診票作成にあたり、あらためて一人ひとりのフェースシートを読みながら作成していきました。

《こういう人生を歩まれたんだ、頑張って生きてこられたんだ》

それぞれのご利用者が違う人生を歩んでこられたことを思い浮かべることで、利用者様やご家族の思いに少しは近づけるように感じます。

ご家族と直接お話する時間は5分から10分程度の短い時間ではありますが、施設内での日頃の生活状況をスタッフから聞き伝える事で不安な気持ちが少しでも和らぐよう事務所スタッフや介護責任者と共に対応しています。

 

ワクチン接種が無事に終わるよう職員一丸となって対応して参ります。

夏には面会が再開できますように・・・

 

5月は母の日🌷

全てのお母さんに《 いつもありがとう 》送ります。