生活環境を整えるということ  ―ナイチンゲール看護論と施設看護―

ちょっと難しいタイトルですが看護師が看護を行う根拠とでも申しましょうか。なぜそうするのか? そうしなければならないのか? について投稿させていただきます。

 

コロナ禍前から施設の環境を見直し感染対策しておりました。今回のコロナウィルス感染症、私たちの住む八女市でも感染者は累計60名を超えている現状です。

 

治療薬やワクチン接種の話が話題となっていますが、そもそも環境が劣悪だと『治るものも治らない また、予防もできない』と思うのです。

なぜならば・・

 

かの有名なナイチンゲールは病気のもとは環境であると言っているから。

新鮮な空気と換気、陽光、水、温度と湿度、清潔さ、静けさ どれ一つ欠けてはならないのです。

2021年 日本看護協会から《ナイチンゲールはなぜ「換気」にこだわったのか》という本が出版されました。読みながらそうそう、その通りだ! とオタクのように読みながら呟いてる私。

 

   

 

どんなに新しい建物でも、掃除を行い窓を開けて新鮮な空気を招き入れなければ人の体は健康にはなれません。どんなに古い建物でも清掃が行き届けば職員も健康で笑顔です。

施設では毎日、清掃スタッフさんと協力して職員も感染ポイントを清掃・消毒していきます。

 

 

 

写真は特養 多床室の廊下。築35年の建物ですが マジ、廊下が光ってます! ゲストの方々からも「施設臭がない」と感想をいただいています。おかげで風邪をひかれる方もほとんどおられません。

まだまだ課題はありますが、ナイチンゲールさんも『ほら、わたしの言ったとおりでしょ』と応援してくれている気がします。☺☺☺