老人ホームでの口腔ケア ―最期まで食べる事を支援したい―|ナースのブログ

ホントに恥ずかしい話ですが、50~ン歳の私、親知らず(第3大臼歯)が化膿し抜歯しました。その上第2大臼歯まで歯髄炎で抜く羽目に・・・(´;ω;`)ウッ…

今迄は歯の事を深く考えてなかったので、ドクターの話をこんなに真剣に聞き頼った事は初めてです。🦷

 

老人ホームでの口腔ケアも何気にルーティン的になっていたのですが、この件があってとても興味が湧いてきました。《今さらですが・・》

昨年度から、食事委員会メンバーと共に体重やBMIの変化、筋力、認知力、嚥下力などの項目を点数化しデーターベース化する取り組みを始めています。すると、看取りを考える時期がわかるようになってきました。

不思議なことに、食べない = 死期が近い ではなく介助法や形態をカンファランスすることで平穏死(老衰)までのアプローチがより具体的に支援できるようになります。

人は必ず死が訪れます。しかし、根拠のあるケアはその方の穏やかな最後にまで寄り添うことが出来るのです。誤嚥性肺炎も起こさず凄いことだと感動します❢

 

高齢者は義歯の方が多いですが、私のセクションでも50名中25名は自分の歯が残っておられる方々です。この1年しっかりケアするための道具を準備、システムを作り

《食べる支援》を続けた結果、最後まで口から食べて逝かれる方も多くなりました。

 

施設看護は介護スタッフを中心に多職種が連携するところが一番の面白いところです。

《 食事委員会のメンバー 》

 

来年度の目標はアセスメントツールを用いた個別的な口腔ケアです。

利用者様のためにはもちろんのこと楽しみながらチェレンジしていきたいな。✌ ✌ ✌